横浜の下町の大問題児、仕出し弁当屋「うお時」の三代目若旦那のブログ。もう十分、アラフォーなのに毎日、始末書を書いてます。。
横濱うお時コミュニケーションボード
★ブログ移転しました。2016年6月以降の最新記事はこちら≫

2010年01月29日

さよなら、スペンサー

1月29日(金)

今日も、毎週金曜日のお楽しみ、J-waveの午前中のプログラム
『TOKYO UNITED』をデリバリーのお供に聴いていたところ・・・・・・
ナビゲーターのジョン・カビラさんが、
僕にとっては衝撃的なニュースを伝えてくださいました。

『ロバート・B・パーカー氏、死去』
(1932年9月17日 - 2010年1月18日 享年77歳)

僕にとって、このパーカー氏が書かれていた小説
スペンサーシリーズは、男としての理想像、そのものでした。
多分、初めて触れたのは中学生の頃。
当時、影山民夫さんのエッセイや小説をむさぼるように読んでいた僕は
影山さんが朝日新聞に書かれていたエッセイの中で、
このパーカーを論じられていて、その影響で読み始めたのを鮮明に覚えています。

このスペンサーシリーズが大好きな理由を一言で説明すると
「遅れてきたマッチョなロマンティスト」
あるいは
「フィリップ・マーロー的ダンディズムの継承者」ってところでしょうか?(笑

うんうん、自分で書きながら感じてしまいましたが・・・・・
かなり影響受けてますね、やっぱ、僕。
昭和的濱っ子な人生観というか、生き方というか・・・。(笑


1973年以降、ほぼ毎年新刊が出ていて、おそらく、その前期半分くらいは
読破したと思います。その中でも、一番、大好きな作品がコレ。


初秋(1980年発刊) 

この作品は、主人公でマッチョな探偵なスペンサーが、
ひょんなことから軟弱な少年ポールと出会い、そのポールを自立させるべく
父親的役割を担っていきます。
はっきり言っておきますが、探偵小説シリーズではありながら
ほとんど事件の話はありません。
むしろ、事件やミステリーではなく、孤独で、ダンディズムの塊であったスペンサーの心境が
ポールを通じて、どう変わっていたのか・・・・
そして、そのポールが子供から大人への自立していく姿に感動を覚える傑作です。

2〰3年?前に、数年ぶりに引っ張り出して、再び読んでみましたが
青年期に読んだ時に感じた「自立」「独立」という印象から、
大人とはかくあるべき、という「責任」や「優しさ」をより深く感じたのが印象的でした。
ある意味、去勢された男達、つまり現代の「草食系」に代表されるような、
あるいは「無責任」、「無気力」になってしまった現代の男性へのパーカー的、
警鐘なのかもしれません。

そんな僕の人生のバイブル、スペンサーも、これでおしまい。。
何だかさみしい気がしますが・・・・
残りのページは自分の人生で書き繋げていきたい、と思います。
自分にとっての大切な教えを忘れずに。
それは・・・・・
「強くなければ男ではない。優しくなければ男ではない」
僕の理想の言葉です。そしてきっと、墓場までこの言葉を持っていくことでしょう。

本当に思春期に、スペンサーシリーズに出会い、読破出来て良かったって思います。

そんなスペンサーを描いてくれたパーカーに感謝。(R.I.P Mr. Robert Brown Parker)
そして・・・・・さよなら、スペンサー!!



  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 18:33books

2010年01月29日

ちょっと大人な関内遊び

サブタイトル:2010年1月の夜遊びを振り返り・・・・・・・

今年(2010年)に入り、ちょっとハマリ気味な遊び。
まぁ、今までも好きだったのですが、輪をかけて…というべきか。

それは、「横浜・関内にふさわしい、ライブを聴きながらお酒を楽しむ!!」という
健全かつ、ちょっとオサレな遊び。

誰だ、タイトルだけ見て「夜の綺麗な蝶ちょ遊び」や「あやしい遊び」を想像したのは??(笑

まぁ、話が脱線しましたが・・・・・・
無類の音楽好き・お酒好きとしては、この2つが組み合わされると、
それこそ相乗効果みたいなもので、本当に素晴らしいひと時を過ごすことが出来ます。

横浜、特に関内は、それこそ名店「Bar Bar Bar」代表されるようなJAZZのライブハウスが
多々あり、それもなかなか濱っ子としては好きなのですが・・・・・
何だろう、気持ち、仕切りが高いというか、そんなに頻繁には通ったことはありませんでした。

で、実は、最近、皆さまもご存知かもしれませんが、週のうち半分はいるんじゃないかと
思われる馬車道の「JACKPOT」にアーティストが出演するようになり、
まぁ、はっきり言ってしまえば、今まで以上に入り浸っている状況です。(笑



そう、この方が、AKIRAさん。
キーボードとパソコンを駆使し、ジャンルもロックからソウル、そしてジャズまで
まさにクロスオーバーで、そのレパートリーは一説によるとなんと700曲以上!!
凄すぎます。

また、そのレパートリーもさることながら、1回4〰5曲の演奏にも関わらず
その曲順、あるいはアレンジが本当に素晴らしくて・・・・・
いわゆる弾き語りのイメージが大きく変わりました。

出演は平日、夜が中心で、演奏は4回、9時半・21時・23時(23時半)・25時(25時半)と
ちょっとフレキシブルというか、まぁ、そんな感じです。
演奏をお聞きになりたい方は、上記時間よりちょっと前に行くとイイと思われます。
もれなく、カウンターで酔っ払っている僕を見学することが出来ます。(笑

もちろん、リクエストもOKです。
たまには、音楽とお酒、そんな時間をみなさん過ごされてはどうですか??

ちなみに・・・・・・・・・
AKIRAさんの演奏はどれも素晴らしいのですが・・・・
先日、火曜日に聴いたこの曲は素晴らしかった。

♪between the sheets♪ / The isley brothers


無論、僕のリクエストですが・・・・・・。
真夜中に、カクテル片手に・・・・・ちょっとヤラシイ感じもしなくはないですが・・・・
イイですよ、本当に。。
ただ、1人が多いんだよなぁ、これ聴くときって。(爆

追記:JACKPOTに関しては、こちらのブログ・HPをご覧くださいね。
スタッフブログhttp://jackpot.hama1.jp/
ホームページ(PC)http://www.bar-jackpot.com/



  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 07:26night walker