横浜の下町の大問題児、仕出し弁当屋「うお時」の三代目若旦那のブログ。もう十分、アラフォーなのに毎日、始末書を書いてます。。
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2009年11月25日

わが愛しのダコタ

昨日の続き。(笑
もうちょっと「鷲は舞い降りた」でひっぱらしてください。(笑


この「鷲は舞い降りた」、無論、作品としても超一流の小説で
その分、人物設定や武器、乗り物といった登場人物(もの)の描写が非常に細かく
結果として、リアリティある内容に仕上がっています。
といっても、舞台は第二次世界大戦中ですが。(笑

その中で、クルト同様、僕の心に焼き付き、そして今でも大好きな登場人物が
こちら。


(写真はwikiから。ちなみに戦後のアメリカン航空のものです)

そう、傑作機DC-3です。
無論、戦場を描いたお話なので、文中ではDC-3の軍用機版C-47ダコタ(ダコタは英国軍名)で
登場してます。
このダコタは、映画「カサブランカ」のラストシーンにも登場し、
そのイメージが強い方もいるかもしれません。
僕は、なぜか、このDC-3が大好きになり、
そこから飛行機、特に軍用機が好きになったような気がします。

実は、数年ぶりに、この「鷲は舞い降りた」を読み直すきっかけになったのは
このダコタとの思い出をふと、思い出したからです。

実は、所要で、来年の1月後半、ホノルルに旅することになっていて
只今、準備をしているのですが・・・・・
あれはもう12年前の話ですが・・・・・・・・・
そのころ、ホノルルの小さな観光用セスナを所有している会社があって、
ためらうことなく、1時間で300ドル(だったかな??)の料金を支払い
このダコタに乗ったことがあるんです。

そこにあったのは、塗装がところどころ禿げ、ジェラルミンがむき出しに
なっているDC-3でした。まさに歴戦の兵って感じでした。
本当に映画のまんま。格好良くて、鳥肌物でした。

ロールアウトが1936年。
だから12年前としても少なくとも初就航してから有に60年を超えている飛行機。
無論、僕の乗った機体がそこまで古いかは分かりませんが
1945年までに1万機製造されたそうなので、恐らく50年近く経っている機体だと思われます。

ジェット世代の僕らからすれば、遅く、狭く・・・・
でも、エンジンの音や振動がそれこそ人間の心臓のように感じ
それこそ翼の生えたばかりの鶏が、必死に空を舞っている・・・・・
そんな強い印象が僕の心に残っています。
「あぁ、空を飛ぶって、こういう感じなのか・・・」と。
いろんな飛行機や乗り物に乗りましたが、このときほどの感動は
正直、後にも先にも無いです。


久々のホノルル。
今回はあんまり滞在時間が取れないので、ダコタに会えるか分かりませんが
飛んでいてくれたら、久々の再会になります。

wikiによると、もう70年以上前にデザインされた機体であるにも関わらず
未だに全世界で100機ほど現役で飛んでいるそうな。。

逢えたらいいな、本当に。。





  

Posted by 仕出し弁当「濱乃や」 at 14:00乗り物関係